石徹白で、暮らすように旅をする

石徹白

岐阜県郡上市の「石徹白(いとしろ)」という集落で暮らしている、平野彰秀・馨生里と申します。

私たちは、夫婦ともに岐阜市出身。大学入学~社会人になった頃は、東京周辺に住んでいましたが、2011年より石徹白で暮らしはじめ、間もなく10年が経とうとしています。

私たちは石徹白で、集落の人たちとお金を出し合って小さな水力発電所を建設・運営したり、集落に伝わる伝統的な直線断ちの服をベースにした洋品店を営んだりしています。

地域の人たちから暮らしの知恵を学びながら、幸せに豊かに働き、暮らせる場をめざして、3人の息子達、猫、ヤギ、羊、スタッフたちとともに、日々、暮らしています。

都会での暮らしと、石徹白のようなところでの暮らしは、おそらく、大きく違うと思います。

たとえば、「暮らしが、季節の移り変わりによって変化していく」というのも1つかもしれません。

まわりの自然の景色が、四季によって大きく変化していくのは

もちろんのことですが、季節によって食べるもの・収穫するものが次々に変わっていくので、それに応じて暮らしも変化していきます。

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LOCAL DIVER 石徹白編では、

私たちが日常的に、石徹白で暮らしている時間を、ともに過ごしていただければと考えています。

田畑で農作業をしたり、山や川へ遊びに行ったり、地域の行事や結に参加したり、神社にお参りしたり、草木染や藍染をしたり、地域の人に話を聴きに行ったり。

季節の移ろいに合わせた日々を過ごしていますので、毎回、そのときならではの暮らしを、ともに過ごしていただけるのではないかと思います。

石徹白について

 

石徹白は、霊峰白山の南麓、岐阜県と福井県の県境、標高700mに位置する集落です。

最寄りのスーパーからは、車で30分。

標高950mの峠を越えて、2つのスキー場を通り過ぎたその奥にある、山中にぽっかりと開けた集落です。

縄文時代から続くこの集落は、長い間、白山信仰の拠点として、神社に仕える人たちが暮らしてきました。

雪深く、まちからも離れているため、人口減少が続いてきましたが、近年、子育て世代からの移住者が急増中。

集落100世帯250人のうち、20%近くを、過去10年の移住者とその子供たちが占めるようになりました。

私たちが取り組んできた小水力発電導入の活動は、ドキュメンタリー映画「おだやかな革命」(2017年)でも取り上げていただきました。

Curator 平野彰秀 akihide hirano

 

1975年岐阜市生まれ。18歳から32歳まで、東京在住。デザイン会社・経営コンサル会社を経て、2008年岐阜市にUターン。2011年、岐阜県郡上市石徹白に移住し、2016年集落全戸出資による水力発電所を建設。自然エネルギー導入支援(小水力発電・木質バイオマスボイラー)、郡上市における移住・新規事業創出支援、コワーキングスペース運営、企業の社会貢献活動支援、石徹白地区の地域づくり活動などを行っている。地域再生機構副理事長、郡上カンパニーディレクター、HUB GUJO 理事、石徹白洋品店取締役。