出会う前から知っていた、花巻の土と風と人の感触

花巻

宮沢賢治のふるさと、花巻。

10以上も温泉を抱えるまち、花巻。

大谷翔平、菊池雄星の母校がある、花巻。

10段ソフトクリームの昭和レトロなマルカンビル大食堂があるまち、花巻400年以上も続く、市民総出の花巻まつりがあるまち、花巻。

空港や新幹線の駅はもちろん、高速道路のインターチェンジが市内に4ヶ所もある交通の要衝、花巻。

ユネスコの無形文化遺産である早池峰神楽の里、花巻・・・。

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しかし花巻の魅力はそれだけではない。

住んでいる人は当たり前に享受している澄んだ空気と高い空とおいしい水。

そしてそれらに育まれた香り高い米や雑穀、野菜や果物。

工業製品を作るようにではなく、子どもを育てるように作物を育てる農家。

現代に生きながら伝統的な芸能など地域の文化を大切にする人々。

今回ご紹介する、農業や郷土芸能 +α(プラスアルファ)の体験ツアー。

実は、本当に体験して欲しいのはここでの日常生活だ。

太陽と水と土に育てられた本当の作物の味、 野鳥の声、せせらぎの音、カエルの合唱、神楽拍子の音、季節ごとに変わる星空、眺める山々の装い、風の匂い、 そしてなにより、 家族でここに根を下ろしている人々との出会い、触れ合い、語り合い。

ガッツの日常。

それは一言で言えば「野菜たちと子どもたちに振り回される心地よさ」。

野菜も子どもたちも待ってはくれないのが日常だ。

そんな日々の営みが感じられる

「畑と食がつながるカフェ ファームプラス」で

ガッツ一家と生活をともにしながら、一日を終えたときに感じる多幸感を味わってほしい。

そこには自然の恵みに支えられた人の営みと文化に包みこまれる実感がある。

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「本当の暮らしとはなんだろう」

「本当の幸せとは何だろう」

考えてみれば、それは宮沢賢治が生涯胸に抱いていたテーマだった。

むしろ、花巻の土と風と人の感触は出会う前から知っていた、訪ねる前からここにいた、そんな錯覚さえ覚える。

そんな濃密な時間をぜひご体感ください。

Curator 平賀恒樹(ひらか こうき)

 

1977年花巻生まれ、東京の大学の在学中、西表島、アメリカ、メキシコに滞在。卒業後帰郷し花巻市内の洋服店勤務を経て専業農家として就業。

2016年農家のライフスタイルが感じられるカフェ「ファームプラス」をオープン。農業、カフェ、農業体験、などをとおして「農ある暮らし」を提案する。